VOL.1

“観光客をなめんなよっ。”

中学生の修学旅行で行った京都の土産屋のババアの失礼な態度はいまでも覚えてる。確かに中学生の団体は鬱陶しいかもしれないけど、お客さんだろっ、て。本当に舐めた態度で、楽しみにしていた京都旅行が台無しになった。

 

さて、時は流れて彼の地に、我々は14店舗を有し商売をしている。インバウンド景気も手伝って、京都はいつだって観光客でいっぱい、毎日たくさんのお客さんがお店に足を運んでくれる。土日に流れてくる日報には、「休日は捌ききれないお客さんが〜」。

 

え、、、サバくって何??

先日、うちの着物レンタルの京都タワー店で足が不自由なお客さんがいたからたまたま対応させていただくと、その娘さんがこうおっしゃった。
「90歳のお母さんが死ぬまでに京都に行きたいと言うから、毎月の積み立てを3年間続けて、ようやく京都に来ることができた。良いお店に出会えて、お安く着物を借りれてありがとうございます。」

 

こういうお客さんを捌けるのか?

一生の思い出創りに京都旅行に来たお客さんを捌くって何だよ?

俺たちにとってたくさんいるお客様でも、お客さんにとっては1分の1。お客さんにとっては、俺たちは京都代表だよ。京都代表として、最高のサービスを提供しろよ。

だいたい、お客さんは3000円で着物レンタルは安いっって言ってくれたけど、果たして本当か??それは、相場に対して安いだけであって、3000円捻出するのに、本当はめちゃくちゃ大変だったと思うよ。そんな、いろんな想いの3000円で、俺たち飯食ってるんだぞっ。

 

『観光客をなめんなよっ。』

VOL.2

“誰もやらないから、俺逹がやる。”

代官山のTSUTAYAさんから出展依頼が来た。日本で最も洒落てる本屋さんからの依頼は正直嬉しいが、何より驚き喜んだのは、そのご希望業態。なんと、『帯留め屋wargo』だ。『かんざし屋』でさえ、かなりマイナーなのにそれをはるかに凌ぐ!?『帯留め屋』。「頑張ってれば、いいことある」とは思わないけど、少なくとも「誰もやらないことをやれば、どこかで誰かには注目される。」のは間違いないと思った瞬間だ。

 

そもそも、他の誰かがやるなら、俺たちの存在意義なんて無いんじゃないか?だって、俺たちがいなくてもその人たちがやってくれるんでしょ?誰もやらないことをやるのは、怖い。時には、バカにもされる。俺も、今でさえビジネス交流会でいろんな人に嘲笑られる。

「かんざしなんて周りでしてる人がいないんだけど。」
「今から、着物のビジネスするの??着物なんて着る人いないでしょ??」

 

昔は、「テメー失礼だろ、このやろう!!」くらい思ったけど、まあ、余りに多くの人に言われ続けたから最近は特に頭にもこないけど、「センスねーな、こいつっ」とは思う。だって、経営資源を多く持た無い俺たちのような中小ベンチャー企業は、ニッチを攻めるのが定石だ。マーケットポジションでいうところのフォロワー(トップリーダーを追いかける)は、スタートアップ時には向かない。

 

その前に、本気で勝負してる奴は、同じく本気で勝負してる人を笑わない。そりゃー、そーでしょ。どうして笑うことができるの??そういう人はわかってるんだよね。『何人たりとも、他人の一生懸命を笑う権利はない。』ことを。だから、適当な奴に笑われても相手にする必要は無い。しかし、自分が一目置くような人、何かを成し遂げた尊敬できる人、何より一生懸命生きる人に嘲笑されたなら、それは一生懸命さが足りないのだろう。

 

『誰もやらないから、俺逹がやる。』

その前提条件は、『一生懸命』だ。
みんな、頼むね。辛くてしんどい時は言ってくれ。
俺は、世界中どこにいたって本気のエールを送るからっ♪

 

VOL.3

“仕事やめようかな”

正直いうと、ここ数年あんまり仕事が好きでは無い。

やらなきゃいけないこと満載なのに、昼まで携帯ゲームしながらベッドでダラダラして、、、。生産性の超絶低い日も少なく無い。そして、そんな日は、経営者仲間の頑張ってる姿をFacebookなんかで見ると、自己嫌悪に苛まれるから最悪だ。

 

こんなんじゃダメだ、と自らを鼓舞しても、全然やる気が出無い。それではと、最も好きな新規事業開発やクリエイティブ部門を自らの担当として、楽しい仕事をどんどん始めているのだが、好調な業績と裏腹にモチベーションは、なかなか上がってこない。どうしたらよいのだろうか??

 

だから、こう決めたんだ。
『仕事はしない、革命を起こす。』
みんなも仕事人間は流行らないし、革命家になろうっ!!
やる気が無い時の対処法も見つけた。

 

もしも、心が折れそうな時は「革命を起こすんだ」って心の中で叫ぶと、力がみなぎって来るからやってみてっ。
VOL.4

“若きレッテルの悩み”

開通したての北海道新幹線で弘前から函館に来ました!!それにしても最近は、地方に行くことがとても多い。眼前に広がる美しい田園風景は疲れた心を癒してくれ、舌鼓を打つ郷土料理や地酒は幸せの源泉といっても過言ではない。しかし、一方で地方ならではの悩みもある。それは、レッテル貼りだ。

 

内容を概すると、以下のようである。東京から来た、ITを活用し、デザイン入れて、海外に目を向けて、勢いだけの「ちょっと上手い事やってる若手のベンチャー企業」と。さらに、経営者の自分と会うとそのレッテルにはより一層の拍車がかかる。

 

「若くて、生意気で、チャラい。(チャラくないけどっ!!)」

 

総括すると、「今、時流に乗って、たまたま儲かってる薄っペラな会社」といったところだろう。

20代の頃は、むしろこの手のレッテル貼りも大歓迎で、敵意をむき出し「なんとか結果を出して見返してやるっ」と意気込んだものだ。しかし、やっかいなことに、この手のレッテルは売上や利益をたたいても、全然剥がれない。それどころか、ますます「今だけ感」や「金の亡者感」が増長され、レッテルは強化されるばかり。しかし、そんなレッテルをはがす方法が、最近分かってきた。
それは『商道を行く』ことだ。
地方の狭い商圏で長く商売する方々は、その辺をとてもきちっとやっている。既存顧客を大事にして、地元や仲間を愛して、のれんを代々守っていく。だから、新規客を取る必要はないし、デザインに力を入れる必要もないし、ましてや海外に目を向ける必要などもない。よって、我々は薄っぺらいと思われて当然なのだ。
これは、俺たちの商道をしっかり見てもらわなければならない。さすれば、きっと受け入れてくれるんじゃないか??「ITもデザインも海外も」力は入れるけど、一番の強みはそうじゃないはずだ。
周辺のお店の店頭をしっかりと掃除して、店内もピカピカにして、磨きあげたうちの看板を表に出す時は、皆様への感謝 をしっかりと胸に抱いてくれ。

 

人に会ったら、気勢を充実させて「おはようございます」

 

お客様がいらっしゃったら、満面の笑みで本気の「いらっしゃいませ」。

 

商売人としての使命と自覚があるのか??

 

和心の商道を全うしているか??

 

朝夕に、是非自問自答して欲しい。

VOL.5

“朝食バイキング”

ホテル(旅館)のバイキングが嫌いです。何が嫌いって、全部食べられ無いのわかってるくせに、皿に盛りまくって、案の定完食できない奴を見るのが何より嫌いです。もちろん、取ったものの思ったのと味が違いすぎて、もしくは腹の空き具合の見積もりを誤って一口二口残すのならば、それはしょうがないこと。しかし、残すことに何の悪気も無い輩があまりに多くて、挙げ句の果てには、皿モリモリに得意げに盛って喜んでいる顔を見るのもしばしば。「てめー、それ絶対に食えよっ!」と心の中で念を送るのですが通じるはずもなく、半分近く残しやがる。。。

和心の者であれば、その辺はキッチリとやって欲しい。もしも、仲間と温泉旅行にでも出かける機会があるのなら、是非、その仲間にも声掛けして実行してやって欲しい。
「食べれる分だけ取ろうよ」と。

 

俺たちみたいな商売してれば、服装や髪型を含めた格好はそりゃあ、派手でめちゃくちゃで結構、職種によってはタトゥーだって構わない、それが俺たちのオシャレだし。でも、本当はそんなナリをしてるのに、こういう朝食バイキングで何も残さないで、綺麗に平らげる、それこそ本当にオシャレだろっ。(あ、もちろん温泉宿なら、湯船にタオル入れ無いでね、風呂もびちゃびちゃで出ること無いようにね〜)

約束するよ。
もしも、少しずつ取ったせいで食べようと思っていたケーキが他の人に取られて、食べられなかったら、キルフェボン買ってやるっ!!もしも、皿に取りすぎた仲間のフォローで食べ過ぎてしまったら太田胃散買ってやるっ!!
だから「朝食バイキングは残すなっ!!」